手元にある2010年に祖父から譲ってもらったNIKON S2と4本のレンズたち(3.5cm、5cm、8.5cm、13.5cm)をこのブログで備忘録として紹介その2/4。
【NIKON S2 + NIKKOR-S・C 5cm F1.4】
このNIKKOR-S・C 5cm F1.4が4本のうち、一番F値が明るく、焦点距離的にも使い勝手良さそうなのでデジタルで使えたらかなり楽しそうなレンズ。
だが、こいつはやっかいにもSマウントの内爪タイプというもので、レンズ単体はこんな感じで後玉剥き出し、保管方法もS2に装着しておくしかないような状態。
しかも、内爪タイプのレンズにはフォーカス機能はなく、カメラ側のマウント部が繰り出すことでフォーカスする前提で作られているのでレンズ側には絞りリングしかない。
この後ろ玉剥き出しでリアキャップもないのどうするの?状態。
このレンズをどうにかしてデジタル一眼に付けるには、内爪タイプのアダプターが必須なんだけど、2010年当時はまだEマウントのNEXが出たばかりで、マウントアダプター界隈もまだまだ黎明期でした。
そこでいろいろと検索したところNIKONのSマウントは旧コンタックスのCマウントと互換性があるとのことで、その当時、Sマウントの内爪タイプのマウントアダプターはなかったものの、旧コンタックス Cマウント→ライカLマウントに変換かつヘリコイド付きで内爪マウントでフォーカスもできる相当マニアックなマウントアダプターがあることを知った。(実は外爪もそのまま使えてかなり優れもののマウントアダプターだったことに数年気づかずに使っていた)
当時聞いたこともなかったメーカーのKIPON製CRF-L39(S) 旧コンタックスCマウント→ライカLマウント変換アダプターを新宿のカメラ屋でなんとか見つけ、キットレンズ一本分くらいの値段もしたし、本当に装着できるのか半信半疑だったけど、どうしても5cm F1.4をデジタルで使いたかったので一か八かで購入。
これ。いかにも怪しいマウントアダプター
とは言え、これを買っただけでは、NIKON Sマウントの内爪がライカLマウントに変換できただけなので、これにさらにスクリュータイプのライカLマウント→ライカMマウントアダプターが必要になる。なので当時コシナから出ていたM-Boyonet Adapter IIを購入。これもすごく薄い、ただのねじ込みスペーサーみたいなアダプターだけど、いいお値段だった泣
この薄いアダプターでライカLマウントからライカMマウントに変換できる
ここまで揃えて、マウントアダプター2つ重ねでNIKKOR-S・C 5cm F1.4が汎用性の高いライカMマウントに変換できた。
ライカMマウントへの変換でリアキャップも付けられるようになり保管もしやすくなった。
NIKKOR S・C 5cm F1.4の純正フードが付いているものをほとんど見たことないけど、金属製のフードをつけると見た目もよくなり、実用上もかなり便利になる。
2010年頃当時は、これにフォクトレンダーのVM E-Mount Adapter初期型(今はII型になっている)を組み合わせ、ライカMマウントをソニーEマウントに変換してNEX-5、NEX-7で富士山夜景や星空撮影などもこのレンズで楽しむことができた。
マニュアルフォーカス自体は、KIPONのアダプターのヘリコイド部を回してレンズを繰り出すことでフォーカスができる。ただ、レンズ自体がかなりコンパクトなのでフォーカスするために指をかけると絞りリングも触ってしまう場合があり、指が太い人だと、フォーカス操作は結構やりづらかったりする。また、KIPONのアダプターのヘリコイドだけでは最短撮影距離は約80cmくらいで、全然寄れない。(レンジファインダーのNIKON S、旧コンタックスの繰り出し量が再現されているとも言えるけど)
15年前はいろいろと揃えるのに苦労したけど、マウントアダプター活況の今の時代では、焦点工房から内爪タイプも一発でライカMに変換できるSCM1が出ていてそこまでハードル高くないので、球数の多い5cm F1.4を手に入れた方はそちらを使うのが簡単と思う。(ただし、SMC1はヘリコイド機能は付いていないので、結局、ヘリコイド機能付きアダプターと組み合わせるか、TZM02を使うかにはなるけど)
NIKON Z5IIを手に入れてからは、W-NIKKOR・C 3.5cm F2.5同様、AFで気軽に使いたいのもあり、ライカMマウントをAF化できる焦点工房のTECHART TZM-02(ライカMマウント→Zマウント変換)電子アダプターAF対応につけて、気軽なAF撮影を楽しんでいる。
TZM-02と組み合わせると最短撮影距離は38cmくらいになり、実用的に使いやすくなる。
NIKON Z5IIに装着した感じはこんな感じ。かなりメカメカしい感じになる。
レンズ面から一旦すぼまってまたマウント部で太くなるので多少ラッパ感あり。
見た目も珍しい内爪レンズを装着できる嬉しさもあり、なんとなくつけていることが多いNIKKOR-S・C 5cm F1.4。解放F1.4の描写はバブルボケに加えてかなりのレトロ感あるソフトフォーカスになるけど、F2、F2.8程度にちょっと絞ればえっ?これが70年前のレンズ?という感じの描写でオールドレンズの奥深さ、シンプルな構成の当時のレンズ設計の良さに感動できます。
以上 今回はNIKON SマウントのNIKKOR-S・C 5cm F1.4 のZ5IIでの活用紹介でした。
次回はニッコール千夜一夜物語でも紹介されているNIKON Sマウント8.5cm F2を予定。
以下 この構成で撮影した写真たち(PhotoLab8でRAW現像してます)












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